㈱カインズは4月3日、2025年1月に稼働開始予定の「カインズ 日高流通センター」が竣工した。
同施設は首都圏中央連絡自動車道（圏央道）・狭山日高ICから約3.4km、圏央道と国道16号の結節点に立地することから、首都圏にある店舗にアクセスしやすく、敷地面積および保管能力が関東エリアではカインズ最大級の流通センターとなる。
同施設の特徴として、トラックバースを3面採用した設計により、127台の車両の同時接車が可能。これは、トラックドライバーの荷待ち時間削減につながり、物流2024年問題への対策を図る。構内作業では、荷物の仕分けや荷下ろし等の自動化を進め、省人化を実現する。
環境面では、同施設の屋根全面に配置した太陽光パネルは、2.6Mの太陽光発電が可能で、同施設の使用電力のうち70％を再生可能エネルギーでまかなうほか、岐阜プラスチック工業㈱と共同で、お茶を抽出した後に排出される茶殻をプラスチックの代替原料として生まれ変わらせた「茶殻リサイクルパレット」を開発し、カインズで初めて採用した。限りある資源の代替素材を有効利用するサステナビリティの取り組みも積極的に進めている。
他にも、同施設敷地内にある既存林の伐採樹木の一部をエントランスホールや休憩室の内装、建築資材として再利用し、環境負荷低減に貢献する。
●施設概要
名称：カインズ 日高流通センター
所在地：埼玉県日高市大字上鹿山字茗荷沢780-1
交通：首都圏中央連絡自動車道・狭山日高IC約4㎞
敷地面積：約5万5,026.15㎡
延床面積：約6万6,166.08㎡
保管能力：約1万8,000PL
トラックバース：127台
駐車場：285台
着工：2023年1月
竣工：2024年4月3日
稼動開始時期：2025年1月（予定）
