日本GLP㈱は7月3日、神奈川県平塚市で延床面積3万7,280.55㎡の先進的物流施設「GLP平塚Ⅱ」が竣工した。「GLP平塚Ⅱ」および2023年8月に竣工予定の「GLP平塚Ⅲ」は、平塚市の都市構造の骨格となる「北の核」として位置付けられるツインシティ大神地区土地区画整理事業施行地区内に建設されている。ツインシティ大神地区では、新しい産業や都市機能の集積とともに、周辺環境と調和した環境共生モデル都市の形成を目指しており、現在すでに物流施設や大型商業施設の開業によって広域的な交流連携が促進され地区の賑わいを創出している。

「GLP平塚Ⅱ」外観

「GLP平塚Ⅱ」の最大の特徴は、その圧倒的な立地の良さ、オペレーションしやすく効率性の向上が実現できる建物設計、Greenをコンセプトとした地球環境・就労環境・地域環境の3つの側面に対して設計段階から施設稼働後までの環境に配慮した持続性を有する付加価値の高い施設。

●施設の特長
・地上4階建てのボックス型で、最大2テナントが入居可能な汎用性の高いマルチテナント型施設。
・各カスタマー区画の防火区画を分けた際、どの区画にも垂直搬送機もしくは荷物用エレベーターを設置することで、荷主・転貸先が複数ある場合でもオペレーションしやすい建物設計を実現。
・雨天時にもオペレーションしやすいようにインナー車路を設置。
・物流業界の2024年問題も見据え、24時間無人でも荷物の入出庫が可能な置き配バースを導入することで、トラック待機問題の解消、輸送コストの削減と効率化をサポート。
・施設内では庫内窓の設置や、バイオフィリックデザインを意識した緑あふれる内装、最寄りの公共交通機関からの通勤アクセスを整える等、快適な就労環境を提供。

●施設の環境配慮、BCP対応
・環境対策として、以下の対応を実施
 -太陽光発電設備
 -全館LED照明の採用
 -人感センサを導入することで省電力化とともに電気代コスト削減をサポート
・Green Building認証、CASBEE Aランク、BELS、Nearly ZEB認証取得等、ESG/SDGsの対応を実現。
・地域環境へのアプローチとしては、敷地外周にグリーンベルトを設け平塚市が推奨する植樹を実施、ポケットパークの設置等、日常の憩いの場所を提供。
・屋外階段を利用した緑化壁面などシンボリックな建物外観により、周辺地域との共生・共存を目指し環境的な側面からも配慮された設計。

メインエントランス
カフェテリア

トイレ
オフィススペース
庫内
車路
「GLP平塚Ⅱ」広域図

「GLP平塚Ⅱ」周辺図

●施設概要
施設名:「GLP平塚Ⅱ」
所在地:神奈川県平塚市大神
敷地面積:1万7,800.64㎡
延床面積:3万7,280.55㎡
構造:地上4階建て、鉄骨造
着工:2022年6月
竣工:2023年6月
認証取得:CASBEE A認証(予定)、BELS(予定)、Nearly ZEB認証(予定)