日本GLP㈱は7月4日、「GLP ALFALINK流山4」が満床で竣工し、同日竣工式を執り行った。これに伴い、「ALFALINK」ブランド第2弾として「GLP ALFALINK流山」全8棟が、総延床面積93万1,200㎡で完成する運びとなった。「GLP ALFALINK流山」の総投資額は1,800億円以上としている。
■GLP ALFALINK流山4
「GLP ALFALINK流山4」は延床面積10万4,421㎡の先進的マルチテナント型物流施設。全棟の中でも特にウェルネスの増進に力を入れており、温かい食事を提供するレストランをはじめ、各階リフレッシュエリアや、バスケットやフットサル等が楽しめるアリーナ、アリーナから連続する屋上庭園を設けている。働く人々の心身の健康およびパフォーマンスを向上させる環境の整備によって、カスタマー企業の雇用維持、ビジネスの成長に貢献する。また、アリーナでは定期的なイベントを開催する予定で、働く人同士や地域社会との繋がりが生まれることで社会的な健康もサポートする。
●施設の特長
・1階と2階には西濃運輸㈱が入居し、ターミナルと保管庫として利用。構内に配送拠点があるため、入居カスタマーの出荷・集荷の効率が大幅に向上するとともに環境負荷の軽減に貢献。また、保管機能も活かした臨機応変なロジスティクスが提供可能。
・他にも㈱ジャパネットホールディングス、全日本食品㈱を含む合計8社の入居が竣工前に決定。
・冷凍冷蔵対応、給排水換気対応、自動化対応等、食品やECをはじめとする多種多様な業種のニーズに柔軟に対応可能なスペックをあらかじめ導入。
・一部空調設備と大型シーリングファンを導入し、快適な就労環境を提供。
●施設のサステナビリティ
・環境面では、屋上に発電容量1.5MWの自家消費型太陽光パネルを設置し、CO2削減に取り組む。
・BCP対策として免震構造を採用。また、井水利用を可能とし、72時間以上連続利用可能な非常用発電機を設置。
●施設概要
施設名:「GLP ALFALINK流山4」
所在地:千葉県流山市小屋・北
敷地面積:4万3,738㎡
延床面積:10万4,421㎡
構造:地上4階建て、免震・RCS造
着工:2022年1月
竣工:2023年6月
認証取得:LEEDゴールド認証(予定)、ZEB 認証(予定)
■GLP ALFALINK流山全棟竣工
「GLP ALFALINK流山」は「ALFALINK」ブランド第2弾として、千葉県流山市に総敷地面積約42万㎡、総延床面積約93万㎡で全棟竣工した。
「ALFALINK」は「Open Hub」「Integrated Chain」「Shared Solution」をコンセプトとした「創造連鎖する物流プラットフォーム」。同コンセプトに基づき、最先端の設備やサービスを提供し、業界に先駆けたビジネス共創と地域共生の取り組みを促進することで、物流施設の進化、物流業界の認知そして地位向上への貢献を目指している。
●「GLP ALFALINK流山」全景ドローン映像
https://www.youtube.com/watch?v=lt5KKixtwMI
●入居企業の共創を育むカスタマー連携
日本GLPは入居企業同士での共創を生み出す取組みを積極的に推進している。300社以上で構成される「GLPコンシェルジュパートナー」がいるGLPコンシェルジュでは、課題に応じて最適なソリューションを提供可能な企業を選定して紹介し、物流に携わる企業の様々な課題をワンストップで解決・支援している。より多様化する物流業界の課題や悩みに応え、ビジネスをサポートし、施設開発のハードだけではなく、コンシェルジュサービスのソフトの両面からお客様の課題解決に貢献しており、「GLP ALFALINK流山」でもGLPコンシェルジュの利用が広がっている。
「GLP ALFALINK流山」の施設内で事業を展開する企業は60社以上、全棟稼働時の館内総従業員数は6,000人以上を予定している。「GLP ALFALINK流山4」と「GLP ALFALINK流山8」にターミナル機能を有しており、施設に入居する企業は同ターミナルを利用することで荷物の出荷・集荷の効率化が可能で、物流施設として活用のほか、工場用途や研修施設、冷凍冷蔵倉庫、オフィスとして利用されている。また、施設内の雇用をサポートする人材派遣会社も入居し、多様な企業のビジネスを施設全体でサポートしている。さらに入居企業同士の交流の場を定期的に設け、ビジネス上での課題やニーズを共有し、企業同士のビジネスマッチングを促す共創の場を提供している。
「GLP ALFALINK流山」では、入居企業の共創を育むため、カスタマーと連携し様々な取り組みを実施している。「GLP ALFALINK流山」の運営を共に考えるカスタマー連絡協議会を定期的に開催するほか、物流事業の人材育成という同じ課題を持つカスタマーを対象に研修や交流会を実施している。また、日本GLPの多種多様な外部パートナーネットワークと連携し、カスタマーが抱える物流課題の解決に向けた新しい物流ソリューションを提供する機会を積極的に設けている。日々の防火・防災・交通安全対策にも共に取り組み、災害訓練や地域の小学生を対象とした交通安全教室をカスタマーと共同開催している。