日本GLP㈱は5月16日、広島市、江波南二丁目町内会自主防災会と「浸水時緊急退避施設としての使用に関する協定」を締結した。
なお、広島市が浸水時緊急退避施設としての使用に関する協定を物流施設デベロッパーと締結するのは今回が初。
本協定により、洪水、高潮、津波等による浸水が発生、または発生する恐れがある場合において、広島市、自主防災会、日本GLPの3者が連携し、「GLP広島Ⅱ」[※1]を、市民の緊急一時的な退避場所として提供する体制を迅速に整える。「GLP広島Ⅱ」は、日本GLPが開発し所有・運営する広島市内の先進的マルチテナント型物流施設。日本GLPは、広島市または自主防災会の要請に基づき、同施設のカフェテリア（4-5階）および倉庫スペースの車路（3階）を広島市民の緊急一時的退避場所として提供する。同施設は約250名[※2]が避難できる想定で、地域住民の安心・安全の確保に貢献する。カフェテリアへは、エントランスから階段と乗用エレベーターを使用し、3階車路にはスロープを上り避難する。また、本協定内容を想定した訓練の実施も今後計画し、有事の際に地域住民が素早く安全に避難するための体制を構築していくとしている。
※1：2023年2月竣工。施設詳細：https://www.glp.com/jp/press/detail.php?n=646
※2：約2㎡あたり1人で算定。
