オリックス不動産㈱は3月1日、茨城県常総市のマルチテナント型物流施設「守谷Ⅱロジスティクスセンター」が完成した。
本物件は、常磐自動車道・谷和原（やわら）ICから約4.2kmの内守谷工業団地地区内に位置する。国道16号および圏央道までのアクセスが良く、千葉県や埼玉県をはじめ、首都圏全域への配送が可能。また、周辺にはメーカーの工場が多く、物流倉庫のニーズが高いエリアだとしている。
同社の内守谷工業団地地区内での開発は、「守谷ロジスティクスセンター(2016年3月竣工)」(※1)に続き2棟目となる。
建物は延床面積2万3,726.95㎡（7,177.40坪）、最小区画約3,500坪から最大2テナントの入居が可能。1階には最大28台の大型トラック（10t車）が同時接車可能なバースを備える。あわせて、普通自動車の駐車場を最大83台分確保し、入居テナント企業の雇用確保でも優位性があるとしている。
本施設は環境配慮型物流施設として、施設内で使用する電力を100％再生可能エネルギー由来の電力で賄う。屋根に太陽光発電システムを設置し、発電した電力を施設内で自家消費するほか、夜間や天候の影響により電力が不足する場合でも、オリックス㈱より非化石証書付き（トラッキング付き）の電力を供給するほか、CASBEE(※2)（新築）Aランク取得（予定）や、敷地内に電気自動車（EV）充電スタンドを4基設置する等、環境配慮に取り組んでいる。
※1：2016年5月2日付ニュースリリース：「守谷ロジスティクスセンター」竣工
※2：省エネや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境面の配慮や、室内の快適性や景観への配慮等、建築物の品質を総合的に評価するシステム
●施設概要
名称：守谷Ⅱロジスティクスセンター
所在地：茨城県常総市内守谷町3950番地3（内守谷工業団地地区内）
交通手段：常磐自動車道・谷和原ICから約4.2km
関東鉄道常総線小絹駅から約3.9km
つくばエクスプレス守谷駅から約8km
関東鉄道バス・内守谷工業団地入口（バス停）から約450m
敷地面積：1万4,236.09㎡（約4,306.41坪）
延床面積：2万3,726.95㎡（7,177.40坪）
規模・構造：地上3階建て、鉄骨造
その他：床荷重1.5t/㎡、梁下有効高5.5m、一般駐車場83台
全館LED完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装
電気自動車（EV）充電スタンド4基設置
設計・施工：㈱錢高組
着工：2022年2月1日
竣工：2023年1月31日
