センコーグループホールディングス㈱は9月16日、センコー㈱と北海道センコー㈱が同日に倉庫機能を併せ持つ「苫小牧車両センター」（北海道苫小牧市）を開設したと発表した。
苫小牧市は、北海道と本州を結ぶ海上輸送の玄関口で、苫小牧港には本州から19航路が発着し、2020年の国内取扱貨物量は全国1位。加えて、2030年には北海道新幹線が新函館北斗駅から札幌駅まで延伸することに伴い、貨物列車の運行数減少が見込まれるため、今後は航路による輸送需要の拡大が予想されてると同社は見ている。
新センターは、苫小牧港より7Km、道央自動車道・苫小牧東ICより約8kmに位置し、新千歳空港まで車で約20分とアクセスの良い立地にある。
センコーは長距離幹線輸送サービスの「物流バス」を推進する中、新センターは北海道と本州をつなぐハブ拠点としての役割を担うほか、北海道内では札幌近郊・旭川で行っている小口配送事業について、新センターの開設により取り扱う物量を増やすことで道南・道東まで配送エリアの拡大を図るとしている。加えて、拠点の拡充で北海道内のドレー事業の推進や本州向けの復荷獲得を図ることにより、海上コンテナ事業の拡大も目指していくとしている。
●苫小牧車両センター概要
所在地：北海道苫小牧市あけぼの町5丁目9番986
建物構造：鉄骨造、平屋
倉庫面積：4,500㎡
