大和ハウス工業㈱は6月1日、大阪市此花区で冷凍冷蔵設備を導入する延床面積約12万㎡のマルチテナント型物流施設「DPL大阪舞洲」を着工した。

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鳥瞰パース

近畿圏では、EC(電子商取引)関連の物流量増加を背景に、マルチテナント型物流施設への需要が堅調に推移している。新規需要が新規供給を上回る状況が続いており、空室率も減少傾向にある。中でも舞洲が位置する南港や天保山等の湾岸地域は、大阪市内からのアクセスに優れ、輸出入貨物も取り扱えるため、物流施設の適地として開発が進んでいる。

また、高齢化や共働き世帯の増加、コロナ禍による中食の浸透により、冷凍食品等の加工食品利用が増加し、全国的にコールドチェーン(低温物流)の市場規模が拡大する中、近畿圏でも冷凍冷蔵仕様の物流施設が不足している。

●ポイント
(1)コールドチェーン(低温物流)に対応する冷凍冷蔵設備を採用

(2)交通アクセスに優れた立地

(3)最大27テナントが入居でき、テナント企業のニーズに対応可能

広域地図
周辺地図

●建物概要
名称:「DPL大阪舞洲」
所在地:大阪府大阪市此花区北港緑地1丁目1-18
敷地面積:2万4,731.17㎡
延床面積:11万5,989.48㎡
賃貸面積:8万1,712.84㎡
構造・規模:鉄筋コンクリート造および鉄骨造8階建て
建築主:大和ハウス工業㈱
設計:戸田建設㈱
施工:戸田建設㈱
着工日:2022年6月1日
竣工予定日:2024年5月31日
稼働開始日:2024年6月1日(予定)
総事業費:約350億円