岡山県津山市と大和ハウス工業㈱は5月27日、「企業誘致に関する事業連携協定」を締結したと発表した。

Dプロジェクト津山

●協定の目的
津山市では、企業の立地を促進し、産業の振興と雇用機会の拡大を図り、市勢の発展に寄与することを目的として、進出企業の誘致やサポートを行っている。今回、大和ハウス工業が開発する「津山中核工業団地」内の産業団地「Dプロジェクト津山」について、津山市と同社は事業者の誘致を連携し、地域の雇用創出および地域産業の活性化に資することを目的として「企業誘致に関する事業連携協定」を締結することとした。なお、同協定は津山市初の官民連携による企業誘致に関する事業連携協定となる。

●協定内容
(1)「Dプロジェクト津山」に関する積極的な情報発信や早期誘致の実現

(2)「Dプロジェクト津山」への立地等を希望する企業に関する情報の共有

(3)進出企業への優遇制度や地元人材等の情報の提供

(4)工場等の建設における地域の産業振興と雇用に関する配慮

(5)目的達成のための必要な事項

●締結日
 2022年5月27日(金)

●事業化の経緯
当地は、津山市土地開発公社が1991年7月に森林を造成した「津山中核工業団地」内に位置している。1991年8月に民間事業者へ売却されたが、2022年3月、大和ハウス工業が当地を同事業者より取得し、産業団地「Dプロジェクト津山」を開発することとなった。

●「Dプロジェクト津山」について
(1)物流施設や製造施設など大型施設の開発用地
「Dプロジェクト津山」では、物流施設や製造施設、研究所など事業展開に沿ったエリア拠点等の新設が可能。事業面積は「東京ドーム」の約4.6倍となる約21.8万㎡(販売予定面積:約16.5万㎡)で、最大5区画での分譲を予定している。

●今後について
津山市と大和ハウス工業は連携しながら積極的に企業誘致を行い、地域の活性化も図っていく。

●これまでの経緯と今後のスケジュール
2022年3月 土地決済、所有権移転
2022年4月 事業連携に関する協議開始
2022年5月 「企業誘致に関する事業連携協定」締結、募集開始
2025年冬  全施設竣工(予定)