長野県千曲市と大和ハウス工業(株)は3月30日、「災害時等における避難者の受け入れに関する協定」を締結した。

(1)協定の目的
千曲市はこれまで地震や局地的な豪雨や台風による洪水、土砂崩れ等の様々な災害への備えとして、他の行政機関や事業者等と災害に関する協定を61者(2022年3月1日現在)と締結している。今回、大和ハウス工業による物流施設開発にあたり、千曲市と同社は災害発生時にマルチテナント型物流施設「DPL長野千曲」を千曲市が指定する指定緊急避難場所として避難者を受け入れる拠点とする協定を、3月30日に締結した。

(2)締結日
2022年3月30日(水)

(3)協定の概要
指定緊急避難場所としての受け入れ場所として「DPL長野千曲」を提供
・受け入れ可能人数:48名
・使用範囲:1階・2階の共用部(ラウンジ・廊下)の一部

(4)災害時等における避難者の受け入れに関する協定を締結する「DPL長野千曲」について
大和ハウス工業は、千曲市と連携し、千曲市雨宮において、千曲市初の公民連携による、物流施設などの新設が可能な産業団地「Dプロジェクト長野千曲」(敷地面積:約14万4,000㎡)の開発造成工事に2019年5月に着手。2021年8月に開発造成工事が完了した。
今回、「Dプロジェクト長野千曲」の1区画で長野県最大級(同社調べ)となるマルチテナント型物流施設「DPL長野千曲」を2022年4月中旬より着工することとなった。

●「DPL長野千曲」建物概要
名称:「DPL長野千曲」
所在地:長野県千曲市雨宮2857他
交通:上信越自動車道・更埴ICから約1.7km
建築面積:2万1,011.16㎡(6,355.87坪)
敷地面積:3万7,003.68㎡(1万1,193.61坪)
延床面積:3万9,204.00㎡(1万1,859.21坪)
賃貸面積:3万6,655.50㎡(1万1,088.29坪)最大4テナント、1区画約7,800㎡(約2,360坪)から
構造・規模:鉄骨造・地上2階建て 最高高さ:16.4m、幅:135m、奥行き:138m   
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス工業(株) 
設計・施工:日本国土開発(株)
着工:2022年4月中旬(予定)
竣工:2023年4月(予定)
入居:2023年5月(予定)
総投資額:約70億円