オリックス不動産(株)は3月25日、竣工済みの「松伏ロジスティクスセンター(松伏LC)」において、オンサイトPPAを用いた太陽光発電システムの設置工事が完了し、施設に入居するテナント企業に100%再生可能エネルギー由来の電力供給を、同日より開始すると発表した。

今回の取り組みは、松伏LCの屋根に第三者所有モデル(PPAモデル※1)で1,713kWの太陽光発電システムを設置し、発電した電力を施設内で自家消費する。夜間や天候の影響により電力が不足する場合も、オリックス(株)より非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給することで、施設内で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来の電力で賄うほか、希望する入居テナントに対しては再生可能エネルギー100%の電力の環境価値を譲渡する。余剰電力はFITやFIP制度(※2)を用いて売電する。

これにより、同施設でCO2排出量を年間約970.8t削減(※3)することが可能となる見込み。

※1:第三者が電力需要家の敷地や屋根等を借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電力を需要家に供給する事業モデル。
※2:Feed-in TariffとFeed-in Premium の略。再生可能エネルギーの買取制度の種類。
※3:2020年11月~2021年10月の使用実績に基づく。

●施設概要
所在地:埼玉県北葛飾郡松伏町大字大川戸608-5
延床面積:7万7,372.32㎡(2万3,405.13坪)
入居テナント数:4社 ※すべて入居済み

●太陽光発電システム概要
太陽光パネル設備容量:1,712.945kW
太陽光パネル枚数:365W×4,693枚