ロジスティード㈱は9月9日、グループ会社のロジスティード西日本㈱が、㈱プロテリアルおよび大同特殊鋼㈱が開始した愛知県と山陰地域を結ぶ共同配送に参画し、2026年8月より運用を開始したことを明らかにした。
同取り組みは、鉄道モーダルシフトを活用したラウンド型の輸送により、物流の効率化と環境負荷低減を目指すもの。ロジスティード西日本は山陰地域における輸送と両社の製品保管を担い、同取り組みに協力している。
物流業界では、ドライバー不足の深刻化や時間外労働規制への対応等を背景に、長距離輸送における輸送力の確保が課題となっている。また、企業における環境負荷低減への取り組みが進む中、輸送に伴うCO2排出量の削減も重要なテーマとなっている。そうした課題を背景に、プロテリアルと大同特殊鋼の両社は、愛知県と山陰地域を結ぶ鋼材輸送において、鉄道を活用したモーダルシフトによる共同配送を開始した。
●共同配送の概要
従来、大同特殊鋼の製品は愛知県から山陰地域へ、プロテリアルの製品は山陰地域から愛知県へ、それぞれ別々のトラックで輸送していた。同取り組みでは、名古屋南駅から伯耆大山駅までの区間に鉄道輸送を活用している。山陰地域ではロジスティード西日本が運営する安来物流センターを活用し、大同特殊鋼の製品を荷降ろしした後、復路ではプロテリアルの製品を積み込む。

鋼材専用の鉄道コンテナを両社が共同利用し、愛知県から山陰地域への輸送には大同特殊鋼の製品を、山陰地域から愛知県への輸送にはプロテリアルの製品を積載することで、コンテナを往復で活用するラウンドユース型の輸送を実現している。
●取り組みの効果
同取り組みにより、対象区間において以下の効果が期待されている。
◎CO2排出量:約62%削減(年間期待効果)
◎トラックドライバー総走行時間:約76%削減(年間期待効果)
長距離トラック輸送の一部を鉄道へ転換し、顧客の環境負荷低減に寄与するほか、輸送効率の向上とトラックドライバーの負荷低減を図る。また、将来的な輸送力確保にもつながる取り組みとなっている。

