日本パレットレンタル㈱(JPR)は7月15日、(一社)日本物流団体連合会が主催する第1回「日本物流大賞」において、関光ロジNEXT㈱、小林製薬㈱、Dr.ルルルン㈱の各社と共同で「奨励賞」を受賞したと発表した。
同賞は、これまで実施されてきた「物流環境大賞」および「モーダルシフト優良事業者大賞表彰」を発展的に統合し、持続可能な物流の実現に向けた優れた取り組みを広く顕彰する制度として新設されたもの。JPRが参画し、国土交通省より総合効率化計画の認定を受けて推進している「海上モーダルシフトによる異業種3社の共同輸送」が、環境負荷低減やドライバーの労働省力化、事業者間連携の観点から評価された。

●受賞案件概要
賞名:第1回「日本物流大賞」奨励賞
案件名:海上モーダルシフトによる異業種3社の共同輸送
受賞企業:関光ロジNEXT、小林製薬、Dr.ルルルン、JPR
●受賞対象となった共同輸送の概要
本取り組みは、九州・四国・関東を繋ぐ海上輸送ルートにおいて、業界の垣根を越えて実施している効率的なラウンド輸送。関光ロジNEXTが全行程の輸送を行い、オーシャントランス㈱の航路を利用して以下の循環ルートを形成している。

●高い積載率と14mトレーラの有効活用
四国発関東向けの輸送において、個社単位では20tトレーラを満たせないという積載効率の課題に対して、14mセミトレーラを活用した異業種混載へと変更。これにより、コストを抑えながら陸送から海上輸送へのシフトを成功させている。
●導入成果(実車率99.4%、CO2 20%低減、稼働時間65.9%削減)
3社の輸送ルートとパレット供給ルートを高度にマッチングさせ、物流拠点を効果的に回ることで、約99.4%の高い実車率を実現している。これにより、個社単位での陸上輸送と比較して以下の成果を創出。長距離陸送を海上へシフトしたことで、2024年問題に代表されるドライバーの労働環境改善にも大きく貢献している。
・CO2排出量:年間約 29.5t(20%)低減
・ドライバー年間稼働時間:約843時間(65.9%)削減
JPRは近年の物流業界において、効率的な輸送ルートの構築やモーダルシフトの一層の進展は不可欠とし、積載製品の輸送ルートとパレットの供給ルートが重なる機会を捉え、両者を組み合わせた往復・ラウンドルートを形成することは、持続可能な物流インフラの維持に直結すると提案している。

