SBSホールディングス㈱は7月8日、SBS東芝ロジスティクス㈱と㈱Hacobuが同日より、Hacobuの提供するトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」を、SBS東芝ロジスティクスで導入済みの5拠点に加えて新たに22拠点に順次導入すると発表した。
SBS東芝ロジスティクスは、1974年の設立以来、東芝グループの物流子会社として培ってきた顧客視点での物流改革の経験とノウハウを生かし、ロジスティクスの設計から保管、輸送まで、物流のプロセスを一貫して管理・最適化するサービスを提供している会社で、2019年から「ホワイト物流宣言」を掲げ、荷積み・荷降ろしによる長時間拘束や、荷待ち等のロス削減に取り組んできたとしている。
2022年にMOVO Berthを導入した同社では、先行導入した関西支店大阪南デポにおいて1日14時間(事務で4時間、現場で10時間)、月420時間の業務時間削減を実現したが、さらなる物流改善のため、MOVO Berthの導入拡大を決定した。
●SBS東芝ロジスティクスの関連事例
https://movo.co.jp/case_study/3222
今後、MOVO Berth導入完了を目指し、Hacobuのカスタマーサクセスチームと共に、目標設定、プロジェクトマネジメント、導入プログラム(オンボーディング)を進めていくとしている。
また、SBS東芝ロジスティクスの「ホワイト物流宣言」において、「トラックの予約受付システムを導入し、バースでの車両待機時間を最短にするように庫内作業の改善に取り組みます。」と掲げており、MOVO Berth運用を通じ、荷待ち時間・作業時間等のデータを蓄積して改善点を特定し、さらなる物流改善に取り組む方針。将来的には、顧客と共にMOVO Berthを通じた物流データ活用を行い、全体最適に取り組んでいくとしている。