SBSホールディングス㈱は3月29日、SBS東芝ロジスティクス㈱が、メディカル各社に向けた共同物流ソリューション、ロジ工程の簡略化によるコストおよび在庫削減に関する事例紹介ページを2月29日に公開したことを明らかにした。

昨今、高齢化社会の到来等を背景に、医療機器や医薬品などメディカル領域の物流ニーズは年を追うごとに高まりつつあることを受け、同社では各種医療機器や医薬品、医療系サプライ品等を取り扱うメーカー、中間流通の役割を担う卸売業や商社を対象にした、医療関連物流に特化したプラットフォーム(PF)サービスを提供している。

●「医療PFフォームサービス」の特長
①メーカー・卸の重複業務を解消
メーカー同士のみならず、メーカーと卸・商社による倉庫の共同利用にも対応している。メーカーと中間流通の倉庫機能を一元化させることで、サプライチェーン全体としての在庫の圧縮や、メーカーと中間流通がそれぞれに拠点を構えることで重複発生している物流業務(輸送、保管、梱包・包装、流通加工など)の解消を実現する。

②共通する届け先に専属便で配送
輸配送の「共同化」ソリューションも提供している。メーカー拠点から中間流通の拠点を通じて、医療機関などエンドユーザーまで届ける製品輸配送では、同業種であるゆえに納品先が共通しているケースが少なくないとしている。

メーカーや中間流通がそれぞれトラックを仕立てて製品を運ぶのではなく、複数社分をまとめて運ぶ(混載する)仕組みを提供することにより積載率アップ等の効率化が見込めまれるとしている。

③専門性の高いWMSを開発・導入
顧客は情報インフラも共同利用可能。顧客との入荷・出荷指示のやり取り、倉庫での作業進捗の管理、製品の在庫管理といった業務の効率化や、管理の精度を高めたりするためのツールとして、メディカル分野に特化したWMS(倉庫管理システム)を開発・運用している。

●「医療プラットフォームサービス」詳細
https://www.sbs-toshibalogistics.co.jp/sbstlog/logistics/industry/medical/