㈱ライナフは3月13日、三菱地所コミュニティ㈱が同社と業務提携を行い、三菱地所コミュニティが管理するマンションへの「スマート置き配」の導入を推進すると発表した。
「スマート置き配」はオートロック付きのマンションでも置き配を実現できるサービス。居住者不在時でも配送業者が宅配物を配達できるため、再配達の必要性が軽減され、物流・運送業界における「2024年問題」への対応およびSDGsの重点的な取り組み内容である「気候変動や環境課題に積極的に取り組む持続可能なまちづくり」に寄与するもの。
ライナフの「スマート置き配」は配送パートナーごとに認証された配達員のみが入館できる仕組みで、エントランスの解錠履歴は全て記録される。そのため、安全なセキュリティを維持しながら安心して導入することができる。
●「スマート置き配」導入に至った背景
◎置き配を推奨し、持続可能な物流網を支援
トラックドライバーの労働時間に上限が課される働き方改革関連法の施行まで1か月を切ったが、三菱地所コミュニティでは今後も持続可能な物流網を支援するため、管理するマンションへの「スマート置き配」導入を推奨し、マンション管理会社のリーディングカンパニーとしてサステナブルな社会の実現に貢献していくとしている。
◎置き配に関するルールの整備
ECサイトの利用増加に伴い、居住者の置き配利用がますます増加している。共用部分である共用廊下等に置き配の荷物が置かれるケースが増えているものの、分譲マンションでは管理規約や使用細則によって共用部分の使用に制限があるため、置き配の利用には課題が残っている状況とし、三菱地所コミュニティでは、「置き配に関するルールの整備」を管理組合に提案していくと同時に、安全なセキュリティを維持し、居住者に安心で快適な住まいを提供する。
●「スマート置き配」
https://lp.linough.com/smartokihai