日本ミシュランタイヤ㈱とヤマト運輸㈱は1月10日より、物流改革共同プロジェクト(PJ)の本格運用を開始した。

両社はミシュランの日本国内における円滑かつ強固な物流体制の再構築を目的に、リードロジスティクスパートナー契約を2022年9月14日に締結。同月より一部で運用を開始していたが、2023年1月10日から本格運用を開始し、東日本の中央倉庫である伊勢崎倉庫から荷物の初出荷を実施した。

ミシュランのサプライチェーン全体を変革し、その物流と在庫を最適化することで将来的な総ロジスティクスコストの削減や出荷リードタイムの短縮を実現し、顧客のさらなる満足度向上を目指すとしている。

●初出荷の様子
場所:伊勢崎倉庫(〒379-2204群馬県伊勢崎市西久保町3丁目724)

倉庫構内の様子                      倉庫に保管しているタイヤ
出荷作業の様子
出荷作業の様子                       宅急便で出荷するタイヤ

●今後の取り組み
・RFID を活用したDX化の促進
製造過程でタイヤに付帯するICタグを倉庫運営に活用し、タイヤ一本単位の年度管理に加え、生産国の識別等を容易にする。

・倉庫内作業の省人化
荷受け・ピッキング・出荷作業・棚卸等の生産性の向上を目指す。将来的には、ヤマト運輸の輸配送管理システムと、ミシュランのシステムを連携させ、注文したタイヤの配送状況を顧客が確認できる仕組みの導入も検討する。