㈱アクセルラボは5月26日、スマートホームサービス「SpaceCore(スペース・コア)」で提供しているスマート宅配ボックスに新型筐体を追加した。

今回追加したスマート宅配ボックスは、従来型を利用しているユーザーからの声を反映し、サイズの変更や設置方法の追加等の筐体の改善を行った。

スマート宅配ボックスの新型筐体

●スマートホームサービス「SpaceCore」
https://www.space-core.jp/

新型コロナウイルスの感染拡大により、ネットショッピングや宅配サービス利用時の置き配の利用が増加している状況下で、同社はスマートホームサービス「SpaceCore」の製品の1つとして2021年6月よりスマート宅配ボックスを提供している。

荷物の宅配状況や宅配ボックス内の画像取得をアプリから行うことができ、すでに多くの住宅に導入されており、今回の製品追加では、すでに使用しているユーザーの声も反映し、より使いやすい製品として機能改善を行っている。

●大型スマート宅配ボックスの概要
今回追加するスマート宅配ボックスは、設置先の住宅にあわせて「アジャスタータイプ」「ベースタイプ」「アンカータイプ」の3種類から設置方法を選択できる(※1)。

画像:追加された大型スマート宅配ボックスの種類

(1)アジャスタータイプ
高さ調節ができるアジャスター調整機能がついており、高低差25mmまで対応可能。工事不要で既設物件にも後付けができ、置き場所や高さを柔軟に調節できる。

(2)ベースタイプ
コンクリートベースの重さを利用し、簡易的に安定した設置ができる。工事不要で既設物件にも後付けが可能。

(3)アンカータイプ
本体をボルトでコンクリートフレームに完全固定し、盗難などセキュリティ上の不安を払拭する。主に新築物件での設置を想定しており、工事が必要となる。

※1:宅配ボックスの筐体は建築資材の製造販売を行う㈱大川の製品。

●大型スマート宅配ボックスのサイズ
従来品は80サイズの荷物まで受け取り可能だったが、120サイズまで対応可能となった。

重さ:30kgまで
受け取りサイズ:高さ571mm、幅348mm、奥行き434mmまで

●大型スマート宅配ボックスの追加機能
・閉じ込め防止機能
ボックス内部の赤いレバーを押し下げると、宅配ボックス内からロックの解除が行えます。お子様が誤って閉じ込められた場合など緊急時でも安心な開錠機能を備えております。

・天板の防音性能の向上
本体の内側上部にシートを貼ることで、天面部にあたる雨音を軽減させる。

・天面の排水性能向上
従来型は天板が平面となっており、設置場所によっては雨天後の汚れが残る場合があった。新型では天面部に傾斜をつけることにより、排水性能を向上させた。

●大型スマート宅配ボックスの使用方法
荷物が配達されると「SpaceCore」アプリに投函が通知される。併せて、ボックスに内蔵されたカメラにより、宅配ボックス内の写真を確認することができる。荷物を取り出す際は、宅配荷物の問い合わせ番号(バーコード表示)を宅配ボックス本体のカメラに読み込ませることでボックスを解錠することができる。バーコードによるスマートロック解錠で誤配送や盗難を防ぎ、高いセキュリティ性が担保される(※2)。

※2:解錠鍵は㈱PacPortのスマートロックを採用している。