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ヤマト、岡山県和気町で医薬品輸送用ドローン実証実験

2021/12/07

ヤマト運輸(株)と岡山県和気町は12月6日、ティーエスアルフレッサ(株)、(株)NTTドコモと連携し、持続的な医薬品輸送ネットワークの構築に向け地域の医療機関が必要としている医療商材や個人宅までの処方薬等の輸送における無人航空機(ドローン)の経済的実現性を検証する実証実験を開始した。

●実証実験概要
医療用医薬品等の商品を医薬品卸ティーエスアルフレッサの物流拠点からヤマト運輸が集荷し、ドローンにより赤磐吉井センターから医療機関(渋藤医院)への輸送、さらにオンライン診療・服薬指導後の処方薬を調剤薬局(林薬局)から患者宅までドローンで輸送した。

2022年1月末日までの期間で12日間の実験を行い、2月以降は第2フェーズとして、ドローンポートを使用せず個人宅へ離着陸する技術検証および、ドローン運行の内製化検証を行う。また、都市部でもドローンの社会実装に向けた取り組みを進め、将来的には複数の温度帯における医薬品輸送や宅急便の配送等、ドローンの活用を広げていくことを目指す。

和気町は町内における医薬品輸送ネットワークおよびオンライン診療体制の構築をヤマト運輸と一体で進めることで、持続的な医療提供体制の確保、安心して住み続けられる町づくりを目指す。

●飛行距離
赤磐吉井センター~渋藤医院(佐伯プラザ) 10.3 km
林薬局(佐伯プラザ)~南山方地区患者宅 7.7km

●記念撮影。左から岡山県和気町議会議長 山本泰正氏、国土交通省航空局次世代航空モビリティ企画室主査 川口望氏、岡山県和気町町長 草加信義氏、ヤマト運輸(株)専務執行役員 小菅泰治氏、(株)NTTドコモ執行役員ビジネスクリエーション部部長 三ケ尻哲也氏、岡山県議会議員 内山登氏、赤磐市市長 友實武則氏(上)、赤磐吉井センターから医療機関(渋藤医院)への輸送の様子(中)、12月6日実証実験の飛行ルート(下)

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