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モーダルシフト取り組み優良事業者受賞者を決定

2021/11/10

(一社)日本物流団体連合会は11月9日、「モーダルシフト優良事業者選定委員会(委員長:東京女子大学 教授 竹内健蔵氏)」を開催し、「モーダルシフト取り組み優良事業者公表・表彰制度」の受賞者を決定した。

モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)には、鈴与(株)、鈴与カーゴネット(株)の2社による『食品等の海上輸送へのモーダルシフト』が選定された。社内体制としてモーダルシフト専門部署を整えたほか、トレーラーシャーシ台数の増車や複数種類のシャーシバリエーションを整備するなど、モーダルシフトに柔軟に対応できる体制構築が高く評価された。

物流連では平成15年よりモーダルシフトに積極的に取り組む物流事業者を会報等で公表してきたが、平成26年度より優良事業者の表彰を中心とする制度へ移行しており、表彰制度としては8回目の実施となる。

各応募案件は「モーダルシフト優良事業者選定委員会」にて審議の上、17 件 17 社が優良事業者として選定された。表彰式は11月25日(木)14時より海運クラブにて開催。

●令和3年度モーダルシフト取り組み優良事業者
・モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)
鈴与(株)、鈴与カーゴネット(株)は、食品や飲料、建材など多岐にわたる品目の輸送について、複数区間でトラック輸送から海上へのモーダルシフトを実現した。本取り組みにより、トラックによる輸送距離が大幅に短縮され、CO2排出量を削減するとともに、トラックドライバーの運転時間についても年間10,000 時間以上の削減に成功した。モーダルシフトに際しては、社内体制としてモーダルシフト専門セクションを整え、空走距離が発生しにくい営業所配置としたほか、トレーラーシャーシ台数の増車や、複数種類のシャーシバリエーションを整備することで輸送品目に合わせた最適な運び方を実現。環境負荷低減や安定的な輸送の実現に対して範となる取り組みとなっている。

●受賞者一覧

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