2021/10/04

三井倉庫ホールディングス(株)は10月4日、物流を通じて顧客のサプライチェーンサステナビリティの実現を支援する新サービス「三井倉庫 SustainaLink(サステナリンク)」の提供を開始した。

●導入背景およびサービスの概略

政府によるカーボンニュートラル宣言等、企業活動における気候変動対応は急務であり、物流活動から排出される CO2への対応も例外ではない。同サービスでは関連法令や国際基準に基づくCO2排出量の見える化から物流合理化によるCO2排出量の削減に至るまで、顧客それぞれの課題に応じたソリューションを提案する。また、労働人口の減少、新型コロナウイルス感染症拡大を契機とするサプライチェーンの見直し等、企業を取り巻くビジネス環境が大きく変化していることを受け、同サービスではサステナビリティの観点から環境リスクのみならず、労働力リスク、災害リスク（BCP）に対応した幅広いメニューを提供することにより、顧客のサプライチェーンにおける諸課題を解決する。

同社グループはマテリアリティ (重要課題) の特定や、専門組織新設による体制強化等、ESG経営・サステナビリティに関する取り組みを推進しているが、そのマテリアリティ (重要課題) の1つである「協創を通じた持続可能で強靭な物流サービスの提供」を実現するため、今回の新サービスの提供を開始する。