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Yper、北広島町とAMR実証実験で連携協定

2021/06/29

Yper(株)は6月28日、北広島町と(株)コムズとで協業する自動配送ロボット実証実験に係る三者連携協定を締結した。

YperのAMR(autonomous mobile robot:自動配送ロボット)事業の第1弾プロジェクト「中山間地域での新たなラストマイルインフラの構築」は、4月に広島県のAI/IoT実証プラットフォーム事業構想「ひろしまサンドボックス」のアクセラレーションプログラム「D-EGGS PROJECT」で採択された。北広島町役場本庁・ショッピングセンターサンクス周辺をフィールドとして今秋実証実験を行う予定。

北広島町では専門のDXチームを組成し、地域課題解決のためのDXを推進しており、2021年5月に「デジタル町民ファースト」を宣言、デジタル化による新たな価値の創造に挑戦している。また、コムズは(株)フレスタホールディングスのグループ全体としてのDX推進を担い、ショッピングセンターサンクスを運営している。Yperは北広島町、コムズと協業して、少子高齢化が進む地域の問題解決のために三者での連携協定を締結した。

●「中山間地域での新たなラストマイルインフラの構築」プロジェクト
Yperは同プロジェクトで、AMRによる物流インフラを構築予定。今回の実証実験では、AMRを既存システムと融合させ、ロボットによる宅配物と生鮮食品の混載配送を、OKIPPA事業で培った経験をフル活用して試験および検証を実施する。また、ロボットの性能検証にとどまらず、中山間地域でのAMR運用のための収益モデルの検証も行う。

●ひろしまサンドボックス「D-EGGS PROJECT」
広島県が中心となって運営を行う、ひろしまサンドボックスとは、AI/IoT、ビックデータ等の最新技術を活用し、これまでにない新しいソリューションを創り出し、技術やノウハウを持つ広島県内外の企業や人材を呼び込み、様々な産業・地域課題の解決をテーマとして共創できるオープンな実証実験の場(=プラットフォーム)を構築する事業構想。

●「中山間地域での新たなラストマイルインフラの構築」プロジェクトのフロー(上)、Yper自動配送ロボット筐体イメージ(下)

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