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F-LINE、「物流合理化努力賞」受賞

2021/06/22

F-LINE(株)は6月21日、5月11日~12日に開催された(公社)日本ロジスティクスシステム協会(JILS)および(一社)日本物流資格士会が主催する「全日本物流改善事例大会2021」で、同社の関宿低温物流センターの「冷凍食品物流における倉庫生産性の向上」が「物流合理化努力賞」を受賞したと発表した。

6月18日の「2021年度物流合理化賞表彰式」で、同社の深山社長が表彰を受けた。

●「冷凍食品物流における倉庫生産性の向上」発表概要
冷凍食品を保管する冷凍倉庫内での作業は、低温下で長時間労働ができない上にバラ(ケース単位)の荷扱いが主流。そこで以下の取り組み等により、身体的負担の軽減および生産性の向上を実現した。

(1)他社パレットで入庫される商品を当社の自動倉庫へ格納する際、バーコード(パレットID)を貼り付けた自社パレットへ積み替えを行っており、その作業に時間がかかっている。そこで自社パレットの上に滑り止めシートを敷き、その上に入庫商品を積載した他社パレットを段積みすることで、パレット間でのズレを防止した上で積み替え作業を削減することができた。

(2)自社パレットに貼り付けたバーコードシールが摩耗・劣化した場合、マイナスドライバーで剥がす作業に時間がかかっていた。そこでヒートガンを利用しシールに熱を加えることでシールを剥がしやすくなり、作業時間を短縮することができた。パレット1枚につき4枚のシールが貼りつけられており、その剥離作業に20分を要していたが、この工夫により1分30秒に短縮することができた。

(3)月に1度実施する商品の全棚卸で、保管ラック最上部の商品をチェックするにはフォークリフトで降ろす作業が発生し時間がかかっていた。同課題を解決するため、伸縮棒にカメラを取り付け、無線で通信が繋がっている手元のタブレット端末でチェックすることでフォークリフトでの降ろし作業をなくし、作業時間の短縮を図った。

●左からF-LINEの深山社長、関宿低温物流センターの上野氏・齋藤氏

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