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佐川、JR九州と九州新幹線を活用した貨客混載実験

2021/03/01

佐川急便(株)は2月24日、九州旅客鉄道(株)(JR九州)と宅配便荷物を九州新幹線で運ぶ貨客混載事業の開始に向けた実証実験を実施した。

●実証実験概要
実施日:2021年2月24日(水)
内容:佐川急便が指定場所より宅配便荷物を集荷、九州新幹線(博多駅・鹿児島中央駅上下間)の業務用室に宅配便荷物を積載し、輸送。
対象列車:
・「さくら402号(N700系8両)」(JR鹿児島中央駅12:00発→JR博多駅13:37着)
・「さくら411号(800系6両)」(JR博多駅13:13発→JR鹿児島中央駅14:49着)
※新幹線への荷物の積み降ろしはJR九州商事(株)が対応。
※鹿児島中央→博多は朝採れの野菜等を輸送。
※博多→鹿児島中央はダミーの荷物(空の段ボール箱)を輸送。

●運用フロー
・鹿児島中央→博多(上り)
(1)佐川急便がJAいぶすきで宅配便荷物を集荷、JR鹿児島中央駅まで輸送した後、JR九州商事へ引き渡し。
(2)JR九州商事が新幹線車内の業務用室へ宅配便荷物を積み込み。新幹線にてJR博多駅まで輸送。
(3)JR九州商事がJR博多駅にて新幹線車内から宅配便荷物を取り卸し、JR博多駅内宅配サービスカウンターにて佐川急便へ引き渡し。

・博多→鹿児島中央(下り)フロー図
(1)佐川急便がJR博多駅内宅配サービスカウンタへ宅配便荷物を輸送。
(2)JR九州商事がJR博多駅内宅配サービスカウンタにて宅配便荷物を集荷し、新幹線車内の業務用室へ積み込み。
(3)新幹線にてJR鹿児島中央駅まで輸送。JR九州商事が新幹線車内から荷物を取り卸し、佐川急便へ引き渡し。

●鹿児島中央→博多(上り)フロー図(上)、博多→鹿児島中央(下り)フロー図(中)、九州新幹線への積み込み(下)

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