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西東京バスとヤマト、「客貨混載」の本格運行開始

2020/12/10

西東京バス(株)とヤマト運輸(株)は、東京都あきる野市と檜原村を結ぶ路線バスで2019年11月1日より実証運行を開始している宅急便輸送する「客貨混載」について、12月1日から本格的な運用を開始した。

本事案は関東初のバス事業者で国土交通省より総合効率化計画に認定されたもの。

西東京バスが運行する武蔵五日市駅バス停~数馬バス停間の路線バスは、あきる野市と檜原村を結ぶ唯一の公共交通機関として地域住民の重要な交通手段で、人口減等により路線維持が課題となっている。

一方、ヤマト運輸は午後にあきる野五日市センターに到着する宅急便を檜原村の顧客に届けるため、あきる野五日市センターと檜原村を、片道約40分かけて往復しており、サービス提供時間の確保と集配効率化が課題だった。

今回の本格運行で、西東京バスは宅急便の輸送による新たな収入源を確保し、安定的な運行による地域住民の生活基盤を維持する一方、ヤマト運輸はセールスドライバー(SD)の運転時間を削減し、顧客との接点を増やし、サービスの向上を図りつつ、CO2排出量の削減につなげる。

●取り組み概要
(1)開始日:2020 年12月1日(火)より
(2)対象路線バス:西東京バス(武蔵五日市駅~払沢の滝~数馬)
          武蔵五日市駅13時33分発→数馬14時32分着の1便
   積載区間:西東京バス西小中野バス停(住所:東京都あきる野市小中野133番地)
   西東京バス数馬バス停(住所:東京都西多摩郡檜原村数馬2462番地)約25.55km

●フロー図

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