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佐川、日本郵便、ヤマト、全国初の共同貨客混載

2020/03/24

宮崎県西米良村、佐川急便(株)、日本郵便(株)、ヤマト運輸(株)(社名50音順)と日本工営(株)は3月23日、宮崎県西米良村の小川地区にて村営バス(自家用有償旅客運送車両によるコミュニティバス)による、貨客混載を経由した配送事業「カリコボーズのホイホイ便」(ホイホイ便)の本格運行を、2020(令和2)年3月23日より開始した。

ホイホイ便は、西米良村の中心部である村所地区から小川地区までの約21km の区間で、旅客と宅配荷物を村営バスに載せた貨客混載として運行したのち、小川地区で村の委託配達員が村営バスから宅配荷物を受取り、各戸へ配達するもの。

西都市~西米良村(村所驛)間では、宮崎交通株式会社(以下「宮崎交通」)とヤマト運輸、日本郵便による貨客混載が既に実施されており、ホイホイ便の運行開始により、西米良村は複数の貨客混載を運行する地域となる。

また、同便は各社の宅配荷物の共同配送のほか、地区住民や村内事業者が村所地区と小川地区間で荷物の輸送(以下「村内便」)を行う手段としても活用される。

貨客混載の取組は全国各地で実施されているが、佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸の3社が共同で実施する取り組みは全国初で、村営のコミュニティバス白ナンバーで実施することは極めて画期的なもの。

なお、ホイホイ便実施に至る調査検討及びコーディネートに関しては、日本工営(株)福岡支店が技術支援を行っている。

●ホイホイ便の実施地域(上)、取り組みのイメージ(下)

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