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佐川、北海道新幹線を使った貨客混載輸送を検討

2020/02/17

佐川急便(株)と北海道旅客鉄道(株)(JR北海道)は2月13日、宅配便の在来線による貨客混載輸送の次のステップとして北海道新幹線を使った輸送を検討中で、その検討報告を発表した。

●報告内容
(1)在来線における貨客混載輸送の取り組み状況
昨年4月にJR北海道の宗谷線 稚内駅・幌延駅間で、幌延町向けの宅配便荷物を旅客列車で運ぶ貨客混載輸送事業を開始。現在は1日あたり約50~60個の宅配便を輸送している。

(2)北海道新幹線を使った貨客混載輸送の目的
佐川急便では、北海道・本州間の輸送ネットワークの効率化による配送品質の向上を図り、これまでより短いリードタイムでの輸送を可能にする新しいサービス展開の実現を目指しており、JR北海道としても北海道新幹線を有効活用できることから今回取り組むこととした。

(3)検討中のスキーム
北海道新幹線の新函館北斗駅・新青森駅間で、客室内へ宅配便荷物を収納した専用ボックスを積載して輸送することを検討している。

(4)実車検証の公開:3月上旬の実施を予定

●フロー図

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