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10月特別積合せの宅配個数が前年同月比4.5%減

2019/12/27

国土交通省は12月25日、令和元年(2019年)10月のトラック輸送情報を以下の通り発表した。

●特別積合せ貨物
(1)令和元年10月の概況
調査対象24社の10月輸送量は549万897tで、総輸送量が前月比約8万7,000t増加したため、同101.6%(季節調整済み91.3%)となり、前年同月比約42万8,000t減少し、同92.8%の実績となった。

なお、平均稼働日数は24.2日で、前月比1.9日増加し、前年同月比0.6日減少した。稼動1日当たりの輸送量は22万6,897tで、前月比約1万5,000t減少し、同93.6%。前年同月比約1万2,000t減少し、同95.1%の実績となった。

(2)宅配便の概況
調査対象14社の10月の宅配便貨物の取り扱い個数は、約3億4,381万7,000個で、前月比約345万2,000個減少したため、前月比99.0%(季節調整済み 93.4%)となり、前年同月比約1,628万6,000個減少したため、同95.5%の実績であった。

注)平成30年4月より一部事業者の宅配便取扱個数の集計方法に変更が生じたため、平成30年3月以前の数値とは時系列上の連続性が担保されない。

(3)品目別および地域別輸送状況
調査対象25社(24社および品目別・地域別輸送状況回答1社)は、前月比ベースでは、品目別で工場・生産地からの貨物増が「農水産品」、「金属製品」、「化学工業品」、「食料工業品」および「日用品」、倉庫から出る貨物増が「金属製品」で見られた。地域別では「中国」で貨物増となった。

前年同月比ベースでは、品目別でデパート・スーパーの貨物減が「宅配便」、工場・生産地からの貨物減が「宅配便」以外の全品目、倉庫から出る貨物減が「機械」、「化学工業品」、「繊維工業品」および「日用品」で見られた。地域別では「東北」、「関東地方」、「北陸信越」、「中部地方」、「近畿地方」および「中国」で貨物減となった。

●一般貨物
(1)令和元年10月の輸送状況
全国の一般貨物トラック事業者(同月の回答事業者800社/調査対象事業者数984社)の輸送量は前月比107.0%、前年同月比95.4%となった。

●特別積合せ貨物におけるトラック輸送の月ベースで輸送量(上)と宅配便取り扱い個数(下)の推移

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