[最新ニュース] 物流・3PL

アルフレッサ/ヤマト、調剤薬局に在宅医療支援を開発

2019/09/27

アルフレッサ(株)とヤマト運輸(株)は9月26日、今後の医療提供体制への対応や労働力不足等の社会課題への対応を共同で検討する「医薬品流通研究会」を2019年1月に開始し、最初の成果として「調剤薬局向け在宅医療支援サービス」を共同開発したと発表した。

●サービス内容 
クラウド型のITシステムをベースに構築された調剤薬局向けの専用サービスで、調剤薬局の店舗や患者の自宅で、薬剤師がタブレット等を用い、普段調剤薬局で販売していない栄養食品等の商品を患者に紹介し、患者が購入した商品を後日自宅等患者の希望する場所へ配送できるというもの。

薬剤師が患者から注文を受けると、ヤマトWebソリューションズ(株)が構築したクラウド型ITシステムを介し、商品を調達し保管するアルフレッサに受注データが連携される。アルフレッサは受注データをもとに、商品をヤマトロジスティクス(株)宛に出荷。ヤマトロジスティクスでは配送先ごとに商品を梱包し、患者の自宅等へヤマト運輸が宅急便で届ける。
 
同サービスの利用により、患者は自身の体調を良く知っている薬剤師の説明を聞きながら調剤薬局の店舗や自宅で商品を購入できるようになる。

一方、調剤薬局にとっては、医療用医薬品以外の商品を、店舗に在庫を抱えることなく提供できるようになり、幅広い商品の提供を通じて、従来以上に地域医療へ貢献することができると考えている。 
 
同サービスは今後、アルフレッサが営業窓口となり、順次全国の調剤薬局へ紹介していく。また、取り扱う商品のラインナップについてもアルフレッサが取り扱っている栄養食品から開始し、調剤薬局や患者のニーズを聞きながら、順次増やしていく予定。 

●サービス概要(上)、タブレット画面(下)

|↑一覧に戻る|