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日通、多様化する物流ニーズに対応する新器材運用開始

2019/08/26

日本通運(株)は国内輸送ネットワークの強化を図るため、新たな器材「NEX-NET プロテクトBOX」を開発し、9月2日より運用を開始する。
 
「プロテクトBOX」は顧客や物流現場から寄せられた多くの要望に応えるために一般の市販品にはない様々な機能や特長を持つ器材で、岐阜プラスチック工業(株)と共同で開発した。 
 
●プロテクトBOXの特長
・強固で軽量な素材で作られ、外的要因から貨物の汚破損を防ぐ。
・輸送中の荷崩れや汚破損事故を防止する梱包および養生を簡素化できるため、作業時間の短縮による作業効率の向上、梱包資材の購入費用や使用後の廃棄費用を削減する。
・上積みや積み重ねが困難な貨物についても、車両やコンテナへの二段積載が可能となり、 積載効率の向上が図れる。
・パレットと側壁が一体仕様になっており、1人でも簡単に組立てや折たたみが可能。
・貨物の口割れおよび紛失防止のため、器材自体に施錠が可能。
・ハンドリフトでの荷役作業が可能。
・耐久性が高く、繰り返し使用できる器材のため、環境にも配慮した物流を実現する。

●プロテクトBOXの仕様
(1)組み立て時
内寸:幅(W)1,039㎜、奥行(D)1,043㎜、高さ(H)843.7㎜
外寸:幅(W)1,110㎜、奥行(D)1,110㎜、高さ(H)1,029㎜
容積:0.91立法メートル
自 重45.8㎏
最大積載重量:350㎏ 
最大動耐荷重:500㎏ 
最大積重台数:2台

(2)折りたたみ時
幅(W)1,110㎜、奥行(D)1,110㎜、高さ(H)267.5㎜
容積:―
自 重45.8 ㎏
最大積載重量:―
最大動耐荷重:―
最大積重台数:8台
 
●今後の展開
国内のあらゆる輸送モードに利用可能であるため、同器材と各種輸送商品を組み合わせた新たな輸送サービスを開発する。
・大型トラックへの積載 ※最大32基積載可能
・5tコンテナへの積載 ※最大12基積載可能
・航空コンテナへの積載 ※1基積載可能 

●プロテクトBOX(意匠登録共同出願済、上・中)、大型トラックへの積載事例(下)

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