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国内初の鉄道とタクシーを組み合わせた貨客混載開始

2019/04/16

国土交通省と北海道運輸局は4月16日、佐川急便(株)と北海道旅客鉄道(株)が実施する貨客混載の総合効率化計画を認定した。

これにより、佐川急便はトラックからのCO2排出量の削減、ドライバーの運転時間の削減が図られるとともに、JR北海道としても列車の有効活用による新たな収入の確保が期待される。

今回、認定した計画は北海道にある佐川急便稚内営業所から幌延町の各配達先への宅配貨物の一部を、JR北海道宗谷線稚内駅において旅客列車に積み込んで幌延駅まで輸送し、幌延町の各配達先へはタクシーを活用して物流の効率化(貨客混載)を図るもので、4月18日から運行を開始。

旅客鉄道を活用する貨客混載はこれまでにも全国の複数の路線で取り組みがあったが、鉄道とタクシーという複数の旅客輸送モードを組み合わせての貨客混載事業は今回が初となる。

今回の取り組みにより、
・貨物車両からのCO2排出量:年間3.8t削減
・ドライバーの運転時間:年間417時間削減
・列車の有効活用による新たな収入の確保
等の効果が期待されている。

事業の詳細
http://www.mlit.go.jp/common/001285565.pdf

●貨客混載に使用されるJR北海道の車両

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