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丸和/トランコム、戦略的資本・業務提携へ

2018/06/14

(株)丸和運輸機関は6月14日、同日開催の取締役会でトランコム(株)との間で戦略的資本・業務提携に関する基本合意書締結を決議したと発表した。

●資本・業務提携の背景および目的
丸和とトランコムは双方の持つ経営資源、ビジネスモデル、ネットワーク等を相互に活用することで、事業の補完関係のみならず経営環境の変化に対して、新たな市場創出や付加価値の高いサービスの提供、海外での事業展開といった、持続的な成長に向けた取り組みが必要と考え、既存事業の領域を超えた独自性のある新しいポジションの構築を目指し、協業体制の検討を進めて行くことを確認した。

丸和は全国で小売業に特化した3PLに加えて「桃太郎便」ブランドおよびAZ-COM丸和・支援ネットワークによる全国輸送網を持ち、さらにEC宅配事業を首都圏で開始し、鉄道輸送を含めた幅広い分野で多くの顧客と接点を持っている。

一方、トランコムは3PL事業、物流拠点間の幹線トラック便の求貨求車マッチング事業、人材派遣事業を中核事業として国内外で事業基盤を拡大。全国の物流パートナー企業と一体となった輸配送ネットワークを築くことで、顧客に高品質な物流サービスを提供している。

両社が協働することにより、丸和は既存の物流事業強化に加えて、両社が取引をしているパートナー企業に対するサービス向上を図るのに対して、トランコムは丸和が展開する各種物流事業を通じて事業の拡大強化につながるものと考え、今回の合意に至った。

●資本提携の内容
両社は相互の関係をより強固なものとするため、相互に株式を保有することで合意。2018年9月末日までに各々5億円を目安に相互に株式を取得する予定。

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