2018/01/26

ヤマト運輸(株)は1月26日、豊田市、豊栄交通(株)と連携し、同日から足助（あすけ）地区と稲武（いなぶ）地区を結ぶコミュニティバス「とよたおいでんバス」で「客貨混載」を開始したと発表した。

バスの座席の一部を荷台スペースに改造した路線バス1台を導入し、足助地区から稲武地区まで宅急便を輸送する。バスには客貨混載専用のバスと判別できるようにオリジナルデザインがあしらわれた。

これに伴い、同日、宮町駐車場で出発式が行われた。

●メリット

（1）地域住民

交通手段が維持されることにより、生活基盤が保たれるほか、セールスドライバー（SD）が現地に滞在できる時間が増えることにより、様々な要望に対応しやすくなる。

（2）豊栄交通

新たな収入源となり、バス路線網の維持ができる。

（3）ヤマト運輸

往復90分の走行時間を削減でき、SDの集配効率が向上し、休憩時間が取りやすくなる等、労働環境の改善が見込まれるほか、燃料費やCO2排出量の削減にもつながる。