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日本郵便・大和ハウス等、戸建住宅用宅配ボックスの普及促進

2017/02/20

日本郵便(株)、大和ハウス工業(株)、(株)ナスタは2月17日、戸建住宅における新型宅配ボックス普及促進の取り組みを3社で協力して開始すると発表した。

ナスタが大型メール便をスムーズに受け取れる「ポスト」に加え、ネット通販に対応した宅配便を受け取りできる「宅配ボックス」をセットにした商品を新たに開発。宅配ボックスには日本郵便の荷物の受け取りだけでなく、他社宅配便の荷物の受け取りも可能にする。さらに2017年6月以降、日本郵便の「書留郵便物」の配達も可能にする。また、任意に暗証番号を設定できる錠前を採用することで、宅配ボックスから対面せずに荷物の発送ができるようにもする。

この新型宅配ボックスのデザイン提案と商品化に協力した大和ハウス工業は、埼玉県・越谷レイクタウンの戸建分譲住宅地「セキュレアシティ レイクタウン美来(みく)の杜」で、戸建住宅業界で初めて導入する。

ネット通販の利用が年々増加している中、ネットオークションや個人売買サイトなどの拡大により、「受け取る」需要だけではなく「送る」需要もより一層高まり、宅配便の取り扱い個数が増加している。これに伴い不在による再配達も増えており、2015年9月の国土交通省の調査結果では、約2割が再配達となっており、ドライバー不足や環境問題の観点からも、社会的に解決すべき課題となっている。

一方、共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化により、日中不在となるケースが増加しており、再配達依頼や待ち時間の手間、不便さを実感している顧客も多く、配送された商品を自宅の宅配ボックスで受け取りたいという要望が増えていまる。

3社は今後も物流インフラ構築の向上実現に向け、家庭に届けられる「全ての配達物をご自宅で受け取れる」をテーマに、受箱のさらなる進化とお客さまの利便性向上と新しいライフスタイルの創造に取り組む考えだ。

●大和ハウス工業オリジナル商品例
「Qual-D(クォール・ディー)宅配ボックス付 小壁タイプ
・製品サイズ:H1,425×W505×D400mm
・表札+インターホンパネル+大型メール便対応ポスト(投函可能サイズ:H350×W370×D35mm)+宅配ボックス(荷物最大サイズ:H550×W380×D330mm)

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