[最新ニュース] 物流・3PL

DHLジャパン、国際エクスプレス荷物の受取方法が選択可能に

2016/12/22

DHLジャパン(株)は12月21日、海外通販などの利用者がグローバル規模で国際エクスプレス荷物の受取方法を選べる「オンデマンドデリバリー」サービスを開始した。

日本では、既に今年の8月より東京都内で試験サービスをスタートし、現在は東京都(6区26市2町)、大阪府(7区1市)および兵庫県一部地域へエリアを拡大。2017年前半には名古屋市でのサービス開始も予定するなど、順次、日本全土へサービスを展開していく。

同サービスは、海外通販サイトなどで購入した荷物を受け取る場合、荷受人・輸入者宛に事前に配達予定日を知らせ、都合に合わせて利用者がその荷物の受け取り方法を選べるもの。荷物受取の柔軟性と利便性が重視する個人向け国際EC配送の需要に特化させた。

同社代表取締役社長の山川丈人氏は「越境EC市場の拡大を受け、国際物流業界にも大きな変革の波が訪れています。多様化・細分化した個人の嗜好を反映する海外通販貨物にとって、多頻度小ロットでのスピーディーなドア・ツー・ドア輸送を実現する国際エクスプレスサービスは、まさに最適解といえます。このたびオンデマンドデリバリーの開始により、急成長する越境EC市場のお客様へ更なる利便性をご提供できることを嬉しく思います」と、コメントを発表している。

オンデマンドデリバリーは、荷送人と荷受人の双方にもメリットをもたらす。荷送人は、利用者向けの通知を自社ブランドで行うことができ、荷受人がスマートフォンやタブレット、PCからウェブサイト(https://delivery.dhl.com)にアクセスすると、最大6つの配送オプションが提示され、配達日の指定、近隣のDHLサービスポイントでの引取や配達先住所の変更、留守中の配達留め置きなどを選択可能。現在、サービス開始後の初期パフォーマンス改善により顧客満足度をさらに高め、配送プロセス全体の効率化を実現することができる。

同サービスは2016~2017年にかけて100以上の国々に展開することで、グローバル貿易・オンライン小売における世界市場地域の大半をカバーしていく。現在は45を超える言語での利用が可能だ。


現在のサービス地域
<東京都内>
中野区、杉並区、目黒区、世田谷区、品川区、大田区、稲城市、清瀬市、国分寺市、小平市、狛江市、小金井市、多摩市、調布市、西東京市、東久留米市、東村山市、東大和市、府中市、三鷹市、武蔵野市、昭島市、あきる野市、青梅市、国立市、立川市、八王子市、西多摩郡(瑞穂町・日の出町)、羽村市、日野市、福生市、町田市、武蔵村山市

<大阪府内>
住之江区、中央区、阿倍野区、住吉区、天王寺区、浪速区、西成区、堺市
兵庫県:尼崎市

(上)オンデマンドデリバリーの お客様向けウェブ画面
(下)オンデマンドデリバリーのお客様向け スマートフォンお知らせ画面

|↑一覧に戻る|