SBSホールディングス㈱は10月3日、食品物流を展開するSBSゼンツウ㈱が、国土交通省・経済産業省・農林水産省が提唱する「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、持続可能な物流の実現に向けた自主行動宣言を2022年10月1日に提出したと発表した。

「ホワイト物流」推進運動はトラック運転者不足が深刻になっていることに対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するほか、経済の成長に役立つことを目的としてトラック輸送の生産性の向上・物流の効率化や「ホワイト」な労働環境の実現を目指し、2019年から始まった。

同運動が同社の目指すSDGsの方向性とも合致することから、賛同を決定。持続可能で安定的な物流の確保に向けて自主行動宣言を作成した。表明している取り組みは以下の通り。

(1)各荷主と協力し、荷待ち時間や運転者の手作業での荷卸しの削減、付帯作業の合理化等、物流の効率化、ドライバーの負担軽減施策について取り組む。
(2)取扱商品の特性を考慮し、パレット、カゴ台車、折りたたみコンテナ、通い箱等を活用し、トラックの荷役時間・積載効率改善に努める。
(3)トラック運転者の拘束時間を短縮するため、物流事業者や着荷主の準備時間を確保するために、入出荷情報等を早めに提供する。
(4)取引先や物流事業者から、データ・システムの仕様やパレットの規格等の標準化について要請があった場合、真摯に協議に応じるとともに自らも積極的に提案する。
(5)運送契約の書面化に継続的に取り組む。
(6)契約する物流事業者を選定する際、関係法令の遵守状況を考慮する。
(7)荷役作業を行う場合、労働災害防止の観点から安全な作業手順の明示、安全通路の確保、足場の設置等の対策に努める。
(8)事業車両については引き続き、安全確保のために必要な安全機器を積極的に装着する。
                                              以 上
●ホワイト物流推進運動ポータルサイト
https://white-logistics-movement.jp/