オークラ輸送機㈱は9月24日、化粧品・日用品、一般用医薬品の最大手卸である㈱PALTACと技術提携により共同開発した段ボールケース開梱装置「REO(Random Easy Opener)」が、「第30回日本マテリアル・ハンドリング(MH)大賞」の優秀賞を受賞したと発表した。同賞は日本マテリアル・ハンドリング(MH)協会が主催するマテハン分野における優れた技術やシステム、先進的な取り組みを表彰する制度。今回の受賞では、物流センターにおける人手不足への対応、安全性向上、作業負荷軽減に対する実用性と独創性が高く評価された。

第30回日本MH大賞・優秀賞を受賞したREO

●受賞製品「REO」について
REOは、物流センターや流通現場で日常的に行われている人手による段ボールケースの開梱作業を自動化するロボットシステム。ケース天面を切り落とせるカッター刃をロボットハンドに装着し、アームが人に代わって切断していくもの。ケース内の物品を傷付けず、高速で多種多様なサイズのケース天面を切断できることが大きな特長。カッター刃付きハンド、アーム、供給コンベヤ等でシステム構成され、切断した天面の自動除去機構や替え刃のオートチェンジ機構を備え、毎時最大500ケースの高速切断・開梱を実現している。

REOの動作フロー

●REOの詳細
https://www.okurayusoki.co.jp/product/peripheral/reo.html

●技術提携から今回の受賞までの経緯
PALTACは物流センターにおける段ボールケースの開梱作業を自動化するため、長年にわたり独自の研究開発を進め、自社物流センターで実用化してきた。一方、オークラ輸送機は多様な物流現場の自動化を支援する中で、自動開梱ニーズに応えるPALTACの技術に注目していた。2024年3月には同技術を製造・物流現場へ広く提供することを目的として両社は技術提携し、汎用モデルの製品化と販売に向けた取り組みを開始した。今回の受賞は、両社がそれぞれの強みを持ち寄り、物流現場の課題解決に取り組んできた成果の1つと捉えている。
https://www.okurayusoki.co.jp/news/news20240325.html

●今後の展開
手作業主体で行う段ボールケース開梱作業の自動化を実現する自動開梱装置は新たなソリューションとしての需要が見込めるほか、人手不足対策、従業員の危険作業からの回避、物流効率化推進等、社会的な課題解決の役に立つと考えている。両社は今後も、物流センターの省人化・自動化ニーズに対応するソリューション開発を進め、持続可能な物流インフラの実現に貢献していくとしている。