三機工業㈱は8月26日、固定棚を必要としない「棚レス自動倉庫システム」を開発したと発表した。同システムは、保管ケースを直接積み重ねる方式により、大幅な省スペース・短工期での導入を実現した。

物流・製造業界では深刻な人手不足が続いており、倉庫作業の省力化・自動化が喫緊の課題となっている一方、従来の自動倉庫は既存施設へ後付けする際に設置環境の制約が多く、そうした制約を受けにくい自動倉庫システムが求められていた。

全体イメージ
AGV本体

●製品の特長
①固定棚不要で既存施設へ簡単導入
保管ケースを積み上げる方式を採用しているため、固定式保管棚やスタッカクレーン用の走行レール等、大がかりな設置工事が不要。天井高2.5mの施設にも設置可能で、同容量の同社従来型システムと比較して約30%の省スペース化を実現する。

②最短1日の短工期で導入可能
現地での据え付け工事は、最短1日で完了する。最小約30㎡のスペースから導入でき、AGV1台からのスモールスタートにも対応可能。

③業務量に応じた柔軟なレイアウト変更
出荷量や在庫量の変動、事業拡大に応じて保管レイアウトを柔軟に変更できる。既存業務を止めることなく、自動化エリアを段階的に拡張することも可能。

④正確な在庫管理と既存システムとの連携
コードリーダ等による読み取りで、商品や保管ケースの在庫状況をリアルタイムかつ正確に把握できる。また、導入先での運用中のWCS(倉庫制御システム)など既存システムとの連携も可能。

●今後の展開
2026年9月8日~11日に東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2026」に出展し、2026年9月より販売を開始する予定。今後は物流事業者や製造業の顧客をはじめ、様々なニーズに合わせた業種別パッケージの開発を進めていく。