㈱ギークプラスは8月18日、ヒューマノイド「Gino(ジーノ)」を、「国際物流総合展2026」(2026年9月8日~11日、東京ビッグサイト)において本邦初公開の実機を展示すると発表した。
●「Gino」概要
「Gino」は、あらかじめプログラミングされた単一動作を繰り返すロボットとは異なり、人間からの複雑な作業指示や周囲の状況を理解し、タスクを実行可能な具体的な実行手順へ分解しながら動作する最新のヒューマノイドロボット。物流現場における商品のピッキングやケース搬送等、これまで人手に頼ってきた複雑な手作業工程の自動化を目指している。「Gino」の知能基盤には、Geek+が開発した統合AIフレームワーク「Gravity」を採用している。高度な状況理解と運動予測を組み合わせた独自アーキテクチャにより、人間のような思考と動作を実現する。



◎製品紹介:https://youtu.be/X6Uh6FBVAyk?si=0IqQXB539SjeVO
●コア技術と主な特徴
①認知機能(AR Transformer)
人間からの複雑な作業指示や周囲の状況を解釈し、複数の工程が連続する複雑な作業を具体的な実行手順へと分解する。
②動作生成(Diffusion Transformer / Gravity 4D)
荷物の滑りや接触時の状態変化等、動作に伴う物理的影響を事前にシミュレーションし、安全かつ安定した動作パターンを生成する。この「事前に推論してから動く」仕組みにより、単に画像を予測するのではなく、実際の3D物理空間に適合した高精度な動作を可能にしている。
●期待される導入効果と作業パフォーマンス
Ginoは、手と足を同時に連動させて動作する「全身協調制御(Whole-body parallelcontrol)」を実現している。ピッキング作業において、「対象物を掴み終える→旋回する→移動する→到着後に腕を上げる」といった一連の動作を順次行う場合と比較して、1タスクあたりの作業時間を約30%削減できるとしている。また、RGBカメラ画像、深度情報、3D点群データを融合することで、対象物の境界、位置、姿勢、重なり具合を高精度に認識する。これにより、以下のような物流現場での柔軟な作業に対応する。
・スナック袋や透明包装されたパン、ぬいぐるみ、小型ゴムボウル等、多様な形状の荷物の把持
・作業コンテナ内の異物回避や、対象物の位置変更へのリアルタイム追従
・AMRや専用工作ステーションと連携したピッキングから搬送までの一連作業の自動化

