トーヨーカネツ㈱は2月16日、物流ソリューション事業の主力製造工場である和歌山工場(和歌山県有田市)で、新たに太陽光発電設備を導入し、2026年2月12日より運転を開始したと発表した。

今回導入した太陽光発電設備(総容量:316.25kw)は、同工場の消費電力の約20%を再生可能エネルギーで置き換えるほか、災害時の非常用電源としても機能し、同工場の事業継続力および地域防災力の向上に寄与する見込みとなっている。
(1)再生可能エネルギー活用による脱炭素の推進
同社が特定するマテリアリティの1つである「気候変動・環境課題への対応」を具現化する施策となる。今回導入した太陽光発電設備により、和歌山工場の年間消費電力の約20%を自家発電で賄う見込み。なお、和歌山工場の消費電力については、すでに2022年度から非化石証書購入により実質CO2排出量ゼロを達成しているが、今回の取り組みはその一部をより持続可能な非化石電源の自家消費へ転換する施策としている。
(2)災害時に工場機能と地域生活を支える非常用電源として活用
今回の設備は大規模災害等による停電発生時には、以下の機能を果たす。
①新たに設置した衛星通信設備と連動し、BCP(事業継続計画)の中核となる本社等との通信機能を確保のため、重要な役割を果たすものと期待されている。
②地域住民の充電ニーズへの対応
同工場は、所在地の有田市と締結した「災害時の避難受入協定」により、災害発生時には地域住民の避難拠点の役割も担っている。近隣住民が同工場に避難した際の携帯等充電用のための非常用電源としても機能する設計となっており、地域の安心・安全に貢献する。
(3)2023年豪雨被害を踏まえた浸水対策の強化
2023年6月の線状降水帯による豪雨により同工場の一部が浸水し、一部の工場業務を停止せざるを得なかった経験を踏まえ、今回、同工場を取り囲む防水壁および止水板等を新たに設置し、主力工場としての浸水リスクの低減を図った。これにより、同工場の生産機能の保全と、事業継続性の向上につなげている。


