キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ㈱(キヤノンITS)は9月17日、第7次NACCS(※)更改に対応した貿易業務管理ソリューション「TradeWise(トレードワイズ)通関データベースStandard Edition」の新バージョンを2025年10月31日より提供開始すると発表した。

※NACCS(Nippon Automated Cargo And Port Consolidated System)は、輸出入における税関その他の関係行政機関への手続き等をオンラインで処理するシステム。貿易に関わる行政機関、荷主企業、通関業者、フォワーダー(貨物利用運送事業者)等でやり取りされる情報の一元管理、共有化を行う官民共同システム。NACCSとの接続にはエンドユーザー各社のNACCS利用者契約が必要となる。
同社によると、現在の貿易業務は属人化や業務効率の低さに加えてサプライチェーンの脆弱性等、複数の構造的課題に直面しており、それらを解決するため、業務プロセスの整備や情報共有のリアルタイム化、サプライチェーンの可視化等を含む貿易データのデジタル化が不可欠と指摘する。そうした背景のもと、財務省や税関等の関係省庁は、2025年10月に更改が予定されている輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)を中心に、通関手続きの迅速化と効率化を目的とした貿易業務のデジタル化を推進しているほか、企業でも業務仕様に即したシステム対応が求められている。
●特長
「TradeWise通関データベース」は、第7次NACCS更改に対応した、NACCSから輸出入許可通知情報をデジタルデータとして自動的に蓄積/検索できるアプリケーション。データ化や基幹システムとの連携により、取引実績の分析や、関税計算、統計情報の作成など様々な業務に活用できるほか、電子帳簿保存法に対応した関税帳簿の自動作成、輸出入許可通知情報を基にした許可証のPDF生成機能を備え、事後調査対応の省人化を支援する。さらに、貿易EDIシステム「EDI-Master B2B for Trade」と連携することで、NACCSからリアルタイムで取得した輸出許可通知情報の管理が可能となり、グローバルサプライチェーンのデジタル化に貢献する。
●展望
キヤノンITSは、2019年より貿易業務管理ソリューション「TradeWise」を提供し、NACCSとの通信環境を含むインフラ構築から、稼働後の保守/運用までを一貫して担っている。“通関データベースStandard Edition”も、2025年10月からの第7次NACCS更改に対応し、継続して機能強化を進めてきたほか、これまで通り、顧客の業務要件に応じて個別に設計/開発を行う「Enterprise Edition」も提供しており、より柔軟な業務支援を実現する。
●提供価格・発売予定日
サービス名:TradeWise通関データベース Standard Edition Ver. 2.0.0
価格(税別):ライセンス費用:500万円~※
提供開始日:2025年10月31日
※顧客の要件に応じてライセンス費用以外の費用が発生する。詳細は要問い合わせ。
●関連するソリューション・製品
①貿易業務管理ソリューション
貿易自由化の進展を背景に、財務省・税関および輸出入関係省庁は国際物流における通関手続きの簡素化・迅速化のため、輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)を中心とした貿易関連手続き全般の電子化・ペーパレス化を推進している。キヤノンITSはNACCSに接続するためのEDIソリューションや、輸出入申告の許可状況を管理するシステムを提供し、輸出入管理業務の電子化を支援するほか、各種貿易関連システムの構築・運用に関する相談も受け付けている。商社、製造業、通関業等における豊富なシステム構築実績を基に、国際物流におけるコンプライアンスとセキュリティ向上をサポートする。
https://www.canon-its.co.jp/solution/industry/distribution/trade
②TradeWise 通関データベース
NACCSから輸出入許可通知情報を電子データとして取得することで迅速に申告情報を把握できるほか、数量・価格・関税・消費税等の主要な申告情報をデータベース化し、活用することが可能となる。
TradeWise通関データベースは標準機能を提供するStandard Editionと顧客ごとの業務に合わせた機能を提供するEnterprise Editionの2つを用意している。
https://www.canon-its.co.jp/solution/industry/distribution/trade/trade-wise
③貿易向けEDIシステム・EDI-Master B2B for Trade
セキュリティと柔軟性の高い運用システムで、貿易業務に関するグローバルな企業間情報共有を実現する貿易EDI基盤システム。NACCSへの輸出入関連業務の申請はもちろん、 海外や通関業者との直接連携をも可能とし、業務の電子化による効率化・コストの削減を実現する。
※本製品は2021年10月1日に「EDI-Master DEX for Trade」より「EDI-Master B2B for Trade」に製品名称を変更した。
https://www.canon-its.co.jp/solution/industry/distribution/trade/edi-master-btrd

