2014/02/06

王子ホールディングス(株)の100％子会社である王子グリーンリソース(株)（本社：東京都中央区）は、今般、最先端植物工場の開発と運営を手掛ける(株)グランパと共同出資で農業法人を設立、三重県鈴鹿市にて太陽光利用型植物工場を設置し、2月よりリーフレタスなど葉物野菜の栽培および販売をすると発表した。

同社グループは、事業構造転換施策として資源環境ビジネスの一層の拡大を図るため、新規事業の取り組みを進めているが、この度、アグリビジネス分野へ進出することとした。

同社グループでは、林木育種の研究を進め、この技術を国内外で森林管理・植林事業へ活用してきた。さらに昨年9月には、これまでに培った育種・育苗技術を応用・活用し、漢方薬原料となる薬用植物研究にも着手している。このような研究技術とグランパが保有する最先端技術を融合することにより、安定した農業経営体の構築と新たな価値の創造を目指していくとしている。

また、これらの取り組みを地域の生産者、生産団体および自治体等とも協力して行うことにより、地域農業の活性化に貢献していく考えだ。

＜新会社および事業の概要＞

会社名：王子グランパ(株)

設立日：2013年7月10日

本社所在地：三重県鈴鹿市広瀬町（旧森林資源研究所跡地）

払込資本金：1億2,000万円（王子グリーンリソース75％、グランパ25％）

社長：追永洋

ドーム数：6棟

栽培量：2,400株／日

栽培品種：バタビアレタス（グリーンリーフ）、ホワイトセロリ、 サラトリオ（3種レタス）など

販売先：中部、京阪神地域