2013/11/01

(株)アイオイ・システムは、同社のシステム製品「スマートタグ」が「東京都ベンチャー技術大賞・特別賞」を受賞したことを発表した。

今年創業30周年を迎えた同社の「スマートタグ」は、電子ペーパーの表示部を持つRFIDタグで、内蔵のICチップに書き込まれたデータを表示できるため、紙ラベルなどの代わりに利用でき、物流や生産現場で業務効率の向上とコスト削減を実現する。

電子書籍リーダーなどに使用される視認性の高いディスプレイであるフルドットの電子ペーパーを表示部として採用し、バーコードや画像表示もできる。また、2インチタイプで1万回、2.7インチタイプで3万回の表示書換えを実現、2.7インチ電池レスタイプは非接触給電方式の採用で表示書換え100万回以上を実現した。さらに、NFC対応スマートフォンをリーダ／ライタとして使うことで、スマートフォンの通信機能やGPSなどを活用できる。

想定される使用例・使用箇所として、物流センターでのコンテナタグ、工場での電子かんばん、病院での注射薬の払出コンテナタグおよび健康診断の受付票、施設管理での清掃管理記録表、オフィス・学校などでの来訪者の受付票などがある。

この「スマートタグ」は、平成25年度東京都トライアル発注認定制度にて認定商品の一つに選抜され、10月30日に東京ビッグサイトで開催された「産業交流展」会場において、猪瀬東京都知事より「東京都ベンチャー技術大賞・特別賞」を受賞した。