2018/07/24

日本パレットレンタル(株)は7月24日、海上輸送を通じて環境負荷低減に貢献する「エコシップマーク」認定事業者にレンタルパレット業界で初めて選定されたと発表した。 

エコシップマーク認定制度とは、フェリー事業者やRORO船、コンテナ船、自動車船事業者等で組織されるエコシップ・モーダルシフト事業実行委員会が国土交通省海事局の協力を得て、海上輸送に転換し、環境対策に貢献する企業へのバックアップを目的に、平成20年7月に立ち上げた制度。海上輸送をエネルギー効率が良く地球環境にやさしい輸送手段として、多くの荷主企業にそのメリットを伝え、モーダルシフトを促進する目的で発足された。

●選定理由

JPRは物流パレットの共同利用や共同回収事業を全国展開することにより環境負荷の低減に資する事業を行うとともに、使用パレットの再利用を行っており、CO2排出量の低減に積極的に取り組んでいる。また、北海道からのレンタルパレットの回収の大半にフェリーによる無人航送を利用し、幹線経路においても大型トレーラーによる一括大量輸送を実施。CO2削減に大きく貢献していることが評価された。

なお、北海道発本州向けパレット回送の輸送手段別シェアは2017年度実績で、船舶86％、鉄道14％。トラック輸送は行われていない。