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物流連、第12回「物流連懇談会」を開催

2017/10/19

(一社)日本物流団体連合会(物流連)は10月19日、第12回「物流連懇談会」を開催した。同懇談会は、物流業界の幅広い会員の参加を得て、会員への情報提供、会員相互の情報交換・交流のために行われており、今回は、全日本空輸(株)執行役員貨物事業室長、(株)ANACargo代表取締役社長の外山俊明氏より『航空貨物の今後の可能性とANAの戦略』と題する講演が行われた。

冒頭、田村物流連会長による挨拶の後、講演会に入った。講演では、初めにANAグループの紹介が行われ、次にANA Cargoの会社概要の説明があり、その後、航空貨物の特長には、品目特性、戦略的理由、時間的制約の3つのキーポイントがあり、重量ベースでは約9億5千万トンの内0.2%のシェアにもかかわらず、金額ベースでは約143兆円の内27%も占めており、高額品目の輸送が多いことを物語っているとの説明があった。

今後の航空貨物の可能性としては、最近話題になっている電気自動車部門EVの普及、人口知能(AI)の活用が益々進むことによる電子部品の輸送、越境Eコマースが新たな国際物流ニーズに発展していく可能性を秘めていることについて詳しく述べられ、最後にANA Cargoの事業戦略について、最新鋭機の導入、貨物便のネットワーク増計画、マーケットの開拓、沖縄ハブ戦略について、これまでの経緯とこれからの可能性について詳しく説明がなされた。

●講演する外山社長

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