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オプティレッド ライティング、倉庫など高天井用LED照明発売

2015/03/17

LED照明専門メーカーの(株)オプティレッド ライティングは3月16日、低価格の高天井用HID代替LED照明器具「ベネフィットシリーズ」を発売した。

同シリーズのターゲットは、その名の通り高天井用HIDランプの代替。倉庫や工場、スポーツ施設などの屋内の高天井用照明として使われている水銀灯など高輝度放電灯(High Intensity Discharge Lamp)を代替するLED照明器具として開発された。

HIDランプは消費電力が高く、また製品寿命による交換の際のメンテナンスコストが高額なため、近年LED化が進んでいる。また、2013年に採択・署名された水銀条約の条文に、2020年までに水銀灯の製造、輸出、輸入が禁止される内容が盛り込まれたこともLED化に拍車をかけている。しかし、HID代替LED照明器具は、高出力でランプの温度を抑える技術開発が必要なことや、導入の際の費用負担が大きいことが課題だった。

今回発売するシリーズでは、既存シリーズの発光部の面積を水銀灯400W相当で約23%、700W相当で12%小型化、LED素子を減数し、さらに屋内専用とするなどで既存シリーズより約3割程低価格化を実現した。従来の水銀灯比で、消費電力を約80%削減、設計寿命は4倍の5万時間になる。取り付けアームの材質変更などで、タイプにより約2割から4割の軽量化が図られ、施工が楽になった。

初年度の販売目標台数は計3万台。



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