[最新ニュース] その他

ユーコープ、電気トラックによる配送実験を開始

2013/05/13

生活協同組合ユーコープは、5月9日より、宅配事業「おうちCO-OP」で電気トラックによる配送実験を開始すると発表した。

これは日産自動車(株)の電気自動車実用化に向けた実証実験に協力するもので、4月22日にモニター車として「e-NT400 テストトラック(1.5t車)」1台を借り受けた。

5月9日から7月12日まで3カ月間、組合員宅への商品の配達に使用する。

このトラックは月曜日から金曜日まで週5日、横浜市中区・保土ヶ谷区・西区・神奈川区を回る5つの配送コースを受け持つ。

毎日の平均配達件数は38件、積載重量約1トン、平均走行距離は約20~30kmを予定している。

配送実験の結果は、電気トラックの将来的な実用化のための基礎資料として活用されるという。

ユーコープは「2020年に向けたコープの環境政策」を策定し、これに基づき多角的に環境へ配慮した事業を進めている。おうちCO-OPでは現在、配送車両のうち23台にBDF(バイオディーゼル燃料。ユーコープの店舗で揚げ物を製造する際に出る「廃油」を精製してつくる。「植物由来」燃料のため、使用段階でのCO2排出量はゼロと見なすことができる)トラックを使用している。 また営業車として電気自動車を4台導入し、ガソリン車も燃費の良いエコタイプの軽自動車への切り替えを進めるなど、できるところから環境への負荷がより少ない車両の導入を行っている。

|↑一覧に戻る|