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国交省、ミャンマーで海上コンテナの鉄道輸送実験を開始

2014/09/18

国土交通省は、ミャンマー政府と協力してヤンゴン港・マンダレー間で、ミャンマー国鉄を活用した海上コンテナのトライアル輸送を実施すると発表した。

ミャンマーはトラック輸送が主要輸送手段となるが、脆弱な道路インフラ、都市部の渋滞、コスト高、過積載の常態化など多くの課題が山積していた。そこで経済成長に伴い貨物輸送量が増大する背景で、より効率的な輸送手段として選択したのが鉄道貨物輸送だ。

しかし、同国の貨物鉄道は施設の老朽化が進み、有蓋貨車へ手作業で荷役が行われていることから時間のロス、頻繁な荷痛みなど問題も発生していた。

そこで国土交通省では同国初の鉄道コンテナ輸送の導入に向け、鉄道輸送量が最も多いヤンゴン-マンダレー間のミャンマー国鉄で海上コンテナのトライアル輸送を開始する。オペレーション上の課題や効果を検証し、鉄道コンテナ貨物輸送の導入に必要な事業許認可、保税、土地利用などの制度・手続き上の課題を浮き彫りにする狙い。

トライアル輸送は9月25日に鉄道へコンテナを積み込み、ヤンゴン港を出発。翌26日にマンダレーに到着し、10月2日にマンダレーで鉄道へコンテナの積込作業を行い、翌3日にはヤンゴン港へ到着するスケジュール。

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