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通販市場、前年比8.3%増の5.8兆円市場に

2014/08/27

公益社団法人 日本通信販売協会(JADMA)は、2013 年度の通信販売市場の売上高の速報値を発表した。

2013 年度の通販の売上高は、前年比 8.3%増の 5 兆 8,600 億円となり、金額ベースでは前年に比べ 4,500 億円の増加となった。伸び率は前年度結果(6.3%)を 2 ポイント上回り、他の小売業態に比べて高い成長率を維持。マイナス成長を記録した 1998 年度以来、15 年連続して増加傾向が続き、ここ 10 年の平均成長率は 7.7%となる。

通販市場をけん引する最大の成長要因は楽天、アマゾン、スタートトゥディ等モール、大手EC 企業の売上高アップによるものだが、店舗系ネット通販の伸び、新商品、サービスのネット通販企業の参入による裾野の拡大や、シニア市場拡大に伴うメーカー通販(健康食品、化粧品)、宅配事業も堅調に推移している。

本調査の通販市場の売上高は、会員情報に加え会員 492 社(調査時点)を対象に実施した「第 32 回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計できる有力非会員約 285 社の売上を加えて算出したもの。

JADMAでは 11 月に商品別や媒体別などを分析したレポート「第 32 回通信販売企業実態調査報告書」を刊行する予定。


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