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CYBERDYNE、サイバニクス産業ファンド設立

2018/07/12

CYBERDYNE(株)および連結子会社のCEJキャピタル(株)は7月12日、社会課題解決と新たなサイバニクス産業の創出を目的に、ベンチャー企業を支援・育成する「サイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合」(CEJファンド)の設立を決定したと発表した。

なお、CEJファンドに対してCYBERDYNEを含む6社からファンド設立時点の出資者(有限責任組合員)として参画するコミットメントを取得している。

●ファンド設立の目的
CYBERDYNEはベンチャー企業へのイノベーション創出支援、事業支援、資金供給を通じて、社会が直面する課題の解決と新たなサイバニクス産業の創出を更に大規模に加速させることを目的に、同社とグローバル・ブレイン(株)およびみずほキャピタル(株)の3社でCEJキャピタルをすでに共同設立しており、今回、CEJファンドの設立を決定した。

サイバニクス技術とは、人・ロボット・情報系が融合複合した新領域の技術で、筑波大学の山海嘉之教授(CYBERDYNE社長)が創成し、「人」+「サイバー・フィジカル空間」の融合である「Society 5.0/5.1」を牽引するコア技術領域でもある。人と情報系とロボット系を機能的に繋ぎ、物理的・情報的・生理的インタラクションを実現する。

●CEJファンドの概要
名称:サイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合(通称:CEJファンド)
所在地:東京都渋谷区桜丘町10番11号
設立根拠等:投資事業有限責任組合契約に関する法律に基づく投資事業有限責任組合の設立
設立年月日:2018年7月12日
運用期間:10年間(最長2年間の延長が可能)
無限責任組合員:CEJキャピタル(株)(CYBERDYNE連結子会社)
有限責任組合員(設立時点、順不同):CYBERDYNE(株)、大和ハウス工業(株)、損害保険ジャパン日本興亜(株)、大同生命保険(株)、(株)みずほ銀行、みずほキャピタル(株)
ファンド総額(設立時点):92億円(ファンド設立から1年間、募集を継続)
投資対象:人や生活の支援に関する医療・ヘルスケアやロボティクス、AI、ビッグデータ、IoH/IoT等サイバニクスに関連するテクノロジー分野におけるベンチャー企業
※有限責任組合員の意向により各組合員の出資約束金額は非公開

●CEJキャピタルの概要
名称:CEJキャピタル(株)
所在地:茨城県つくば市学園南二丁目2番地1
代表者:代表取締役 宇賀伸二(CYBERDYNE取締役)
※山海嘉之(CYBERDYNE代表取締役社長)は筑波大学との兼業承認を取得した場合、同社代表取締役として選任される見込み。
事業内容:サイバニクス産業の創出、成長促進、投資事業組合財産の運用及び管理
資本金:500万円 ※CEJファンド設立に伴い増資の見込み。
設立年月日:2017年12月28日
大株主および持株比率:CYBERDYNE(株)60%

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