[最新ニュース] IT・マテハン

エバラ食品、新物流センターで自動倉庫への搬送・保管を全自動化

2017/11/17

エバラ食品工業(株)は11月15日、グループ会社の(株)エバラ物流とともに新たな物流センターを建設した発表した。新センターはエバラ食品栃木工場の敷地内にあり、同日から既に本格稼働を開始している。

新センターの建設は東日本エリアの拠点として、栃木工場の将来的な生産量の増加、ポーション調味料をはじめとする生産品目の多様化に対応することが目的。保管能力は従来に比べ約1.4倍に向上する見込み。製品搬入からパレタイザーによる積み付け、自動搬送台車での自動倉庫への搬送・保管までの工程をすべてオートメーション化する省力化も実現。自動倉庫に加えて平置きスペースも同時活用する機動的な運用を図ることで、作業性を向上させると同時に、顧客の要望にスピーディーに対応する効率的な物流体制を構築した。

さらに、全天候に対応した物流品質の向上の観点から、建物全体に集中豪雨時の浸水などを防止する風雨対策設計を取り入れたほか、建物および自動倉庫には耐震構造を採用した。さらに今後もセンター機能を強化することにより、栃木工場の生産体制と連携した保管・配送能力のさらなる向上を目指す。

●新「栃木物流センター」の概要
所在地:栃木県さくら市箱森新田字箱森570‐1
建屋構造:鉄骨造 地上 2 階
建物面積:5,956 平方メートル
延床面積:6,152 平方メートル

(上)センター外観、(下)センター内の自動化設備

|↑一覧に戻る|